葉が肥大化し、結球(葉が重なり合って球のようになること)したのがキャベツ。 花蕾(カライ:花と蕾の部分)が肥厚化したのが、ブロッコリーとカリフラワー。 芽が発達したのが芽キャベツとプチヴェール。 蕾と若い葉が発達した「芥藍(カイラン)」。 他にも葉ボタン、紫キャベツなど。
これらは皆アブラナ科の野菜で、ケールから生まれた親戚です。
花蕾は、花が咲く部分の「花芽」(1個1個のつぶつぶ)と小さな茎の部分の「花柄」を合わせた名称です。
花蕾には、頂上の部分に花を咲かせる「頂花蕾」と、茎のわきに咲く「側花蕾」があります。現在日本で食べられているのは、ほぼ頂花蕾です。
ちなみに、ブロッコリーは茎を切られたときに、そこから側花蕾を咲かせます。これは、子孫を残そうとする本能によるものなのです。