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こだわり③ 農薬の工夫
得地農場は、農薬の使用回数も2~3剤と、北海道の慣行基準(10~13剤)よりも大幅に削減しています。
それが可能になる理由は、上記の微生物による効果と、病気にかかりにくいこと、そして害虫が少ないことです。
音更町は冬に雪が少ないため、土壌の60~90cmは凍ってしまいます。そのため、土壌中の虫が越冬できず、発生率は少なくなります。
また、アブラナ科のブロッコリーは、自身の身を守るために「カラシ油」を持っています。この成分は虫にとって有毒なのですが、モンシロチョウとコナガという虫の幼虫だけは、解毒作用があるため、この2種類に限って殺虫剤を使用し、防除しています。
こうした対策を行い、肥料・農薬とも極力削減し、安心安全なブロッコリー作りに努めています。
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